「1万2000人の大多数も歓声」 中村敬斗、豪快決勝ヘッド弾が「今節のベストゴール」候補選出

日本代表MF中村敬斗【写真:Getty Images】
日本代表MF中村敬斗【写真:Getty Images】

シュトゥラム・グラーツ戦で同点に追い付いた後半34分に勝ち越し

 オーストリア1部LASKリンツの日本代表MF中村敬斗は、現地時間4月9日に行われた優勝プレーオフステージ第2節SKシュトゥルム・グラーツ戦(2-1)で決勝ヘディング弾をマークした。現地メディアでは、今節のベストゴール候補に挙げられている。

 スコアレスで前半を折り返したなか、LASKは後半3分に先制を許してしまう。ビハインドの状況が続いたが、後半26分に中村が放ったシュートのこぼれ球を拾ったガーナ人FWイブラヒム・ムスタファが押し込んで同点とすると、同34分には中村が見せ場を作る。

 中村を起点に右サイドに展開し、ムスタファがクロスを上げると、相手DFの背後から走り込んだ中村がゴール前で頭で合わせ、強烈なヘディングシュートを突き刺した。

 LASKはこの勝ち越し点でリードを守って2-1で勝利。中村は今季公式戦16点目となった。

 衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「中村敬斗が今季リーグ戦13ゴール目。リンツァー・シュターディオン(LASKの本拠地)に駆け付けた1万2000人の観客の大多数は歓声を上げた」とレポートしつつ、「今節のベストゴールを決めたのは?」として、ブラジル人DFアドリエル(アウストリア・ルステナウ)、オーストリア代表MFアレクサンダー・プラス(シュトルム・グラーツ)、オーストリア人MFドミニク・プロコップ(TSV ハートバーグ)、オーストリア人DFラファエル・ベフネク(WSGティロル)とともに、中村の名前を挙げた。

 ゴール量産で、年明けには「NEXT三笘」としても海外主要リーグから注目され、日本代表にも初選出された中村。今後のさらなる飛躍に注目が集まる。

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