「なぜ浅野を一時的なストライカーに?」 元英代表FWが古橋亨梧を日本代表に推奨する理由
元Jリーガーのジェイ氏は「古橋を日本代表に呼ぶのは必須」と主張
スコットランド1部セルティックに所属するFW古橋亨梧は、昨年行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーから漏れ、第2次森保ジャパンの最初の活動となった3月シリーズでも招集されなかった。セルティックでゴールを量産するストライカーの日本代表選外について、日本で現役のキャリアを終えた元イングランド代表FWジェイ・ボスロイド氏が持論を展開している。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じた。
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セルティックに加入して以降、ゴールを量産し続けている古橋は、今シーズンも公式戦41試合に出場して28得点5アシストを記録。リーグカップ決勝のレンジャーズ戦で2ゴールを挙げて2-1の勝利に貢献し、現地時間4月8日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第31節レンジャーズ戦でも2ゴールの働きで3-2の勝利に導いている。
リーグ戦で22得点を挙げている古橋は、欧州の主要リーグの得点ランキングでも4位に位置付けている。彼の前を走るのは、イングランド1部トッテナムで23得点を挙げているイングランド代表FWハリー・ケイン、トルコ1部フェネルバフチェで26得点を挙げているエクアドル代表FWエネル・バレンシア、そしてイングランド1部マンチェスター・シティで30得点を挙げているノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドだけだ。
世界有数の得点力を見せている古橋だが、森保一監督の率いる日本代表からは遠ざかっている。しかし、日本の3クラブでプレーしたジェイは「古橋亨梧を日本代表に呼ぶのは必須だ」と、コメントした。
「セルティックのストライカーは、まさに日本が必要としている9番だ。彼はチャンスを無駄にしない。セルティックでも、ヴィッセル神戸の時と同じようにプレーしている。なぜ、ボーフムの浅野拓磨を一時的なストライカーのようにプレーさせるのか? もしかしたら浅野と古橋を組ませることで2トップとして機能するかもしれない。
だが、もし点を取れる選手が必要なら、古橋は必須だ。私は前田大然を招集しながらも、スコットランドリーグのレベルを十分としない森保監督のコメントには同意できない。セルティックは、ベルギーやオランダのチームと戦っても勝つことができるクラブだ。スコットランドの基準が低いという論理は通らない。これは単に予想に過ぎないが、より深い理由があるのかもしれない。分からないけれどね。明確なのは古橋が今季の公式戦で28得点を挙げていて、日本が国際舞台で成功を得る力が必要なら、彼のようなストライカーが必要だ」
結果を出し続けることで、多くの人から代表入りを促す声を発させている古橋。6月の活動時に、森保監督が古橋を招集するかどうかは、3月の活動時以上に大きな話題となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)