「日本のミトマとの対決で微笑んだ」 三笘VSソン・フンミンの“勝利”に韓国歓喜「プライドを懸けた戦いで…」

ブライトンの三笘薫とトッテナムのソン・フンミン【写真:ロイター】
ブライトンの三笘薫とトッテナムのソン・フンミン【写真:ロイター】

三笘との“アジア人対決”はソン・フンミンに軍配

 イングランド1部ブライトンは現地時間4月8日、プレミアリーグ第30節でトッテナムと対戦し、1-2と敗れた。韓国代表FWソン・フンミンは歴史的なゴールで勝利に貢献した一方、三笘はゴールネットを揺らしたものの、際どいハンド判定で取り消され“幻のゴール”に。韓国メディアは「日本人アタッカーの三笘とのプライドを懸けた戦いで、ゴールを記録する決定的な仕事で勝利を掴んだ」と2人を取り上げている。

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 三笘はプレミアリーグ初挑戦にして大ブレイクを果たしているなか、歴代最高のアジア人選手と呼び声高いソン・フンミンとの“アジア人対決”を迎えた。試合は前半10分、左サイドからカットインしたソン・フンミンがペナルティーエリア外から右足を振り抜き、鋭い曲線を描いたコントロールショットがゴール右上に突き刺さる。アジア人初となるプレミアリーグ通算100得点のメモリアルゴールで先制点を奪われた。

 直後の前半17分、三笘にも決定的な場面が訪れる。高い位置でボールを奪ったブライトンは、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターがアタッキングサード中央から浮き球のパスを放り込むと、最終ラインの裏を取った三笘がトラップからボレーシュートを叩き込み、ゴール右のネットを揺らした。同点弾かと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、トラップは肩ではなく腕と認識されノーゴール判定となっている。

 ブライトンは前半34分にDFルイス・ダンクの得点で同点に追い付くと、1-1で迎えた後半26分に三笘にチャンスが訪れる。相手選手のクリアをペナルティーエリア内で三笘が拾い、トラップの際にデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュアに足をかけられて転倒。PK獲得の決定的な場面に思われたが、主審はそのまま流し、VARが介入することもなかった。すると同34分、今度は三笘のボールロストからトッテナムのカウンターを受け、最後はイングランド代表FWハリー・ケインに決勝弾を奪われてしまった。

 今回の“アジア人対決”はソン・フンミンに軍配が上がったが、韓国メディア「MT」は「ソン・フンミンがアジア初のプレミア100得点…日本のミトマとの対決で微笑んだ」と見出しを打ち、「日本人アタッカーのミトマとのプライドを懸けた戦いで、ゴールを記録する決定的な仕事で勝利を掴んだ。ソン・フンミンが100ゴール目に満面の笑みを浮かべた一方、ミトマは多くの攻撃のチャンスでゴールを決めるのに失敗した」と取り上げている。今季は三笘がアジア人アタッカーとして最大のスポットライトを浴びているものの、韓国メディアは母国のスターの活躍に喜びを示していた。

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