地元紙が清武の起用法を巡り指揮官の方針を疑問視 「ローテーションを忘れたのか、しないのか」

清武は公式戦8試合連続出番なし 地元紙「清武の出場時間の減少は明白で、驚くものだ」

 セビージャは29日の敵地スポルティング・ヒホン戦で1−1のドローに終わった。公式戦の連勝が5でストップしたこの試合で、日本代表MF清武弘嗣はベンチ外となり、公式戦8試合連続で出番なしという危機的状況に陥っている。だが、地元メディアには先発のローテーションをせずに、清武を蚊帳の外に置いているホルヘ・サンパオリ監督の方針に疑問の声がスペインメディアから上がっている。地元紙「デポルティーボ・エル・デカーノ」が「サンパオリ、ローテーションを忘れてしまったのか、しないのか。過密日程を前にセビージャの問題だ」と特集している。

 アルゼンチン人の戦略家はマンチェスター・シティから期限付き移籍で獲得したナスリ、パレルモから獲得したバスケス、エンゾンジ、ビトロ、ビエットら実力者を重宝する一方、今季大型補強で獲得した他の選手をさほど起用していない。

「今年の夏に、清武弘嗣、トゥク・コレア、ガンソの3人を獲得した。日本人の移籍金は600万ユーロ、アルゼンチン人には1300万ユーロ、ブラジル人には900万ユーロの移籍金を費やした。約3000万ユーロの移籍金はほとんど貢献のない部分に費やされた」

 特集ではこう評されており、日陰にいる3人の名前を挙げている一方、戦力外危機の清武については擁護している。

「最近の清武の出場時間の減少は明白で、驚くものだ。なぜなら、パフォーマンスは悪くなかったからだ」

 

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