“三笘の1ミリ”と類似? FA杯で起きたライン際シーンに英注目「VARが物議を醸した」

ウェストハムのトマーシュ・ソーチェク【写真:ロイター】
ウェストハムのトマーシュ・ソーチェク【写真:ロイター】

ウェストハムの先制点の直前、サイドラインで際どい判定が話題に

 現地時間3月1日、イングランドFAカップ(杯)5回戦で英1部マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムが対戦。3-1でユナイテッドが逆転勝利を収めたゲームで、ウェストハムの得点シーンが「ワールドカップで物議を醸した日本の勝ち越しシーンと似ている」と話題になっている。

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 ゲームが動いたのは後半9分、ウェストハムDFエメルソン・パルミエリの中央のパスを受けたFWサイード・ベンラーマがペナルティーエリア内から放った一撃がゴラッソとなり先制した。

 しかし直前、サイドでMFトマーシュ・ソーチェクがキープした際にボールがラインを割ったようにも見え、ユナイテッド側の足が一瞬止まっている。英メディア「スポーツ・バイブル」でもこのシーンを取り上げ「VARが物議を醸した」とビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で反響が広がっていることを伝えた。

 記事では「ソーチェクがカゼミーロにプレスをかけられた際、ユナイテッドはボールが外に出たとアピールしていた」と状況を説明。その後「主審はVARと交信し、VAR側はボールの全体が外に出たかどうか確証ができないという判定を下した」と主審の判断を尊重しゴールを認めた経緯をなぞった。

 さらにこのシーンについて「ワールドカップでスペイン相手に物議を醸した日本の勝ち越しシーンと似ている」とカタール・ワールドカップ(W杯)で日本がスペイン代表戦で勝ち越した瞬間との類似性を指摘している。

 日本の得点シーンでは、ファーサイドに流れたボールを日本代表MF三笘薫が折り返し、MF田中碧が押し込んだ。ボールがアウトオブプレーに見えたため、当初は得点が認められなかった。しかしVARの綿密な確認の末、わずかにボールがラインに掛かっているとされて決勝ゴールとなっている。

 この三笘のぎりぎりのプレーは「三笘の1ミリ」と話題を呼んだが、今回のウェストハムの得点も似たような状況だったとされているようだ。

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