前代未聞の醜態をさらして失脚したイングランド代表前監督に、衝撃の“古巣復帰計画”が浮上

最下位に沈むサンダーランドが、後任監督候補にアラダイス氏をリストアップ

 英国メディアのおとり取材によって、イングランド代表監督の座をわずか67日間で追われたサム・アラダイス氏に、突如として“復帰計画”が持ち上がっている。今季プレミアリーグで絶不調に陥っているサンダーランドが新指揮官候補としてリストアップしたと、英紙「ザ・サン」が報じた。

 アラダイス氏は、英紙「テレグラフ」によるおとり取材に引っかかり、FIFAなどが禁止している「第三者による選手の保有」規定を回避する指南役などで、40万ポンド(約5400万円)の契約を結んだ。この模様が撮影された動画が公開され、その悪徳ぶりが公にさらされると、就任からわずか67日でイングランド代表監督の契約を解除されるという、異例の事態に発展した。

 前代未聞のスキャンダルが発覚後も、アラダイス氏は「アメリカでチャンスをくれるのならば断らない」と現場復帰に意欲を見せるコメントを出していたが、かつて率いたサンダーランドがその候補となるかもしれない。

 今季からサンダーランドはデイビッド・モイーズ監督が指揮を執っているが、ここまで2分6敗と不振に喘いでおり、20チーム中最下位と完全に出遅れてしまった。オーナーのエリス・ショート氏は、モイーズ監督の巻き返しを必死に信じているものの、同紙は「改善する必要がある」としている。そこで後任候補の一人として名前が挙がっているのが、“ビッグ・サム”の愛称で知られ、昨季チームを率いていたアラダイス氏だ。

 

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