ソシエダは3-2でエスパニョールに勝利　久保は2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選出

　スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間2月13日、ラ・リーガ第21節エスパニョール戦で3-2と勝利を収めた。日本代表MF久保建英は右サイドで先発出場し、鮮やかなボレーシュートによる先制点に加え、オウンゴールを誘発するなど、2得点に絡む大車輪の活躍を見せた。一方、スペインメディアは試合後の久保の発言に注目している。

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　現在ソシエダは負傷者が続出しており、キーマンである元スペイン代表MFダビド・シルバも欠場中。そんな状況下で攻撃の起点となるプレーを期待される久保は右サイドに配置されたなか、0-0で迎えた前半23分、早々に仕事を成し遂げる。

　左サイドからのクロスで流れたボールをペナルティーエリアのライン上でトラップすると、そこから左足を一閃。地を這うようなボレーシュートをゴール右に突き刺した。

　久保の先制点で勢いを得たソシエダは、後半6分にノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートがゴールを決めると、同18分には久保のクロスがオウンゴールを誘発して追加点。その後はエスパニョールの追い上げを受け、立て続けに失点を喫するも、最終的には3-2で競り勝った。

　2得点を演出し、この試合でもマン・オブ・ザ・マッチに選出された久保だが、本人は試合の終わらせ方に不満を抱いているようだ。スペインのテレビ番組「エル・チギリートTV」は公式ツイッターで試合直後の久保のインタビューを「自己批判」として紹介している。

「もっといい試合ができたはず。上手く試合を締めなくてはいけない。全然嬉しくない」

チームは勝利を収めたことで、暫定で2位レアル・マドリードに勝ち点3差まで迫っているが、終盤の2失点に不満を示す久保のストイックさが垣間見えたコメントだった。