長谷部への賛辞止まず フランクフルト指揮官&関係者がバイエルン戦の“好パフォーマンス”に驚愕「安定感を与えてくれる」「彼の経験が…」

フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】

リーグ戦10試合ぶりのフル出場で1-1のドロー

 ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、現地時間1月28日のブンデスリーガ第18節で首位のバイエルン・ミュンヘンとの大一番でリーグ戦10試合ぶりの先発出場。1-1の引き分けとなったこの試合のパフォーマンスを、クラブのスポーツディレクター(SD)が驚きとともに絶賛している。

 現在39歳の長谷部は、昨年10月に膝の内側側副靭帯を損傷。バイエルン戦でブンデスリーガでの10試合ぶりの出場を飾る。日本代表MF鎌田大地がベンチスタートとなったなか、長谷部は3バックの中央でスタメン復帰を果たす。

 前半34分にバイエルンFWレロイ・サネに先制点を奪われるも、フランクフルトは長谷部を中心にそれ以上のゴールを割らせない。後半に入り攻守が激化すると、フランクフルトは同19分に鎌田とFWラファエル・サントス・ボレを投入。するとその5分後だった。

 敵陣中央でボールを受けた鎌田が巧みなボールキープ。絶妙なスルーパスでFWランダル・コロ・ムアニへ送ると、素早く縦へ運んだコロ・ムアニは左足を振り抜きファーポストにゴールを決めた。

 同点後も気を緩めなかったフランクフルトは、ホームの王者相手に1-1のドロー。ドイツ誌「キッカー」が試合後のクラブSDのマルクス・クローシェ氏のコメントを報じている。

「長谷部についてどんな言葉をかけていいのかわからないが…」と語り始めると、「信じられないくらい、彼は安定感を与えてくれるんだ」とパフォーマンスを絶賛。このゲームでフランクフルトのフィールドプレーヤーとして、ブンデスリーガ最年長出場記録を更新したベテランのプレーに驚きを隠せなかったようだ。

 また、ドイツテレビ「SPORT1」のクリストファー・ミシェル記者は、自身の公式ツイッターで「長谷部誠の経験がチーム全体に活かされている」というオリバー・グラスナー監督のコメントを引用し、「その言葉がすべてを物語っている…」と伝えている。

 鎌田も活躍し、フランクフルトにとっても大きな勝ち点「1」を手に入れたビッグマッチ。なかでも39歳の長谷部の熟練されたプレーに現地も再度脚光を当てていた。

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