三笘はプレミアでも“トップドリブラー” 英紹介のスタッツが証明、元英代表FWも絶賛「非常に速くダイレクトな選手」
ドリブルの成功率57.1%を記録
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季プレミアリーグ14試合で4得点1アシストをマークし、デビューシーズンから鮮烈なインパクトを残している。決定力に磨きがかかっている印象だが、やはり最大の持ち味はそのドリブルだろう。ボールを前に運ぶ力に関してはプレミアリーグ屈指であることはスタッツが証明しているようだ。
ベルギーでの武者修行を終えてブライトンに復帰し、好調ブライトンでレギュラーの座を掴んだ三笘。チェルシーやリバプール、アーセナルなど強豪相手のハイパフォーマンスによって英国内でも大きな注目を浴びる存在となり、現地のメディアや解説者も三笘のプレーに言及する機会は増えている。
見ているものを魅了するプレースタイルからすでに“魔法使い”とも称されている三笘。ドリブルでの打開力がプレミアリーグでも通用していることは誰の目にも明らかだが、スタッツもそれを証明している。英メディア「Bonus Code Bets」によれば、三笘はここまで35回のドリブルを試み、そのうち20回を成功させている。成功率57.1%は30回以上のドリブルをしているプレミアリーグの選手の中でトップ3に入る数字だという。
また「プログレッシブ・キャリー(相手のゴールに向かって5メートル以上ドリブルすること)」に関してはさらに印象的で、三笘は90分あたり約11回という数字を残しているという。これはプレミアリーグのMFとFWの中で5番目に位置する記録のようだ。ドリブルでボールを前進させる力はまさに世界のトップクラスといえるだろう。
リバプールのレジェンドとして知られる元イングランド代表FWジョン・バーンズ氏は「三笘薫は非常に速く、ダイレクトな選手。ハードワークもするし、自分の役割をよく理解している」と献身性も備える三笘の能力を絶賛していた。
三笘はシーズン前半戦に途中出場でしか出番がなかったこともあってリーグ戦でのプレー時間はまだ800分に満たないが、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で11月以降は左サイドのスタメンに定着した。リーグ屈指のドリブラーとしてシーズン後半戦もさらなる活躍を期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)