本田の先制アシストは「決定的なパス」 4年ぶりの1トップでのプレーをAFC公式サイトが評価

巧みなワンタッチパスで原口のゴールをお膳立て

 日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は、11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地オーストラリア戦に1トップで先発出場。前半5分に左足のワンタッチパスでMF原口元気(ヘルタ・ベルリン)の先制点をアシストしたが、アジアサッカー連盟(AFC)は公式サイトのレビューで「決定的なパス」と評価している。

 本田はこの試合で、アルベルト・ザッケローニ監督時代の2012年10月、ポーランドで行われたブラジルとの親善試合(0-4)以来となる1トップを務めた。南アフリカ・ワールドカップでは岡田武史前監督の1トップ抜擢に応え、大会2得点で16強進出の立役者となった本田は、前半5分にいきなり結果を出した。

 中盤で原口がパスカットしてMF長谷部誠(フランクフルト)につなぐと、前線に駆け上がった。長谷部が1トップの本田にパスをつなぐと、左サイドを駆け上がる原口の前方のスペースに左足でダイレクトパス。GKと1対1になった原口は、左足で冷静にゴールを決めたが、AFC公式サイトでは「左サイドをカットインする原口に決定的なボールを送った」と、本田のアシストが評価されている。

 本田は後半39分に交代。バヒド・ハリルホジッチ監督は試合後、「本田のパフォーマンスがもう少し良ければ勝てた」と語ったが、AFCは原口の先制点を演出したスルーパスを讃えていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi

 

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