「誰が出てもやれる」 先制点演出のソシエダ久保、公式戦6連勝に手応え「今のチーム状態を示している」
アルメリア戦でシルバの先制ゴールをお膳立て
スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間1月8日に行われたラ・リーガ第16節アルメリア戦で2-0と勝利し、公式戦6連勝を飾った。先発出場し、先制点をお膳立てした日本代表MF久保建英は、「誰が出てもやれるというのを見せられていると思う」とチームの状態に手応えを覗かせている。ソシエダ公式ツイッターが伝えた。
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2トップの一角に入った久保は前半13分にビックチャンスを迎える。相手GKのキックミスを左サイドで拾うと、スピードを上げてドリブルを開始。左足で持ち出して放った鋭いシュートはファーポストをかすめゴール右に外れた。
そして0-0で迎えた後半2分、元スペイン代表MFダビド・シルバの縦パスに久保が反応し相手陣地の深い位置でボールを受けるとマイナスへパス。ペナルティーエリア内に入ってきたシルバにボールがこぼれて鋭いシュートがネットを揺らすも、ここで久保の抜け出しがオフサイド判定となり一旦取り消しになる。
ただその後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の末にオンサイドの判定に変わったため、ゴールが認められて先制点となった。
久保とシルバのコンビネーションで1点を先制したソシエダは、その後も試合を優位に進め、後半7分にノルウェー代表FWアレクサンドル・セルロートが得意の左足で今季リーグ戦6ゴール目を決め追加点をもたらした。
後半27分までプレーした久保は試合後、クラブ公式のインタビューで「みなさんも感じているように、うしろ(守備陣)は非常に堅い試合ができているし、前(攻撃陣)も今日は最後まで試合を決め切ることはできなかったですけど、2-0と2点差以上で勝てる試合が増えているのはチームの今の状態を表していると思う」とコメント。「非公開練習が多いですけど、練習の中でも日によってチームが変わっても誰が出ても、誰がスタメンに入ってもやれるというのは見せられていると思うし、そういうチームが強い。このままみんなの力を出し切って頑張っていきたい」とチームの状態に手応えを覗かせた。
ソシエダは次戦、1月14日に行われるラ・リーガ第17節でアスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーを控える。重要な一戦に向けて、久保は「個人的には、初めての公式戦でのダービーだし、前回公式戦ではないにせよ負けているので、その雪辱を晴らせるように、特別な試合になると思うのでチームとしても勝ち点3を取れるように自分も貢献したい」と意気込んでいた。