「日本のボスはオーストラリアを恐れている」 豪州紙も会見を打ち切ったハリルの“焦り”を紹介

「日本にとっては奇妙な時代」と低調なW杯最終予選3試合の戦いを分析

 日本代表は11日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の敵地オーストラリア戦を迎える。初戦でUAEに1-2と不覚を取ったものの、その後2連勝で勝ち点6とした日本に対し、2015年アジアカップ王者は2勝1分の勝ち点7でグループ首位に立っている。最終予選の大一番を前に、オーストラリア地元メディアは前日会見を途中で打ち切ったバヒド・ハリルホジッチ監督が「オーストラリアを恐れている」とレポート。「日本にとっては奇妙な時代」と、ライバル国に凋落の気配があると分析している。

 オーストラリア地元紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は、「日本のボスはオーストラリアの力を恐れている。それでも、サッカルーズの弱みを探ろうとする」と特集している。

 敵国メディアも、ワールドカップ常連国となったはずの日本代表に起きた異変を察知している。

「日本にとっては奇妙な時代だ。アジアサッカー界の強豪である日本は、ワールドカップ予選でスタートダッシュに慣れていた。そしてスポーツ界最大の祭典で、自分たちの立場を比較的楽に確保してきた。だが、少なくともここまでは少し異なっている」

 1998年フランスW杯出場を懸けたアジア第3代表決定戦でイランを3-2で撃破した「ジョホールバルの歓喜」を皮切りに、自国開催だった2002年日韓大会を除き、06年ドイツ、10年南アフリカ、14年ブラジルとアジア予選を勝ち抜いてきた。しかも06年ドイツ大会以降は3大会連続で、予選参加国のなかで最も早くW杯出場を決めている。

 

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