岡崎、豪州戦出場に向けて意欲 一時負傷離脱も「力を溜めた」と前日練習で復帰

「臨機応変な戦い方が必要とされる」

 今回のW杯最終予選で日本代表を取り巻く雰囲気はシリアスだ。初戦UAE戦での逆転負け、第2戦のタイ戦も2-0で勝利したものの決定機を生かしきれない場面が目立った。イラク戦では終了間際の山口蛍の劇的な決勝弾で勝ち点3を手繰り寄せたとはいえ、盤石の試合運びを見せたとは言い難い。

 それだけに気持ちが萎縮してしまいがちだが、百戦錬磨のストライカーはリラックスして本来のプレーに集中する重要性を説く。

「成長するためにもこの戦いをね。臨機応変さは必要だと思うし、そういう戦い方が必要とされて、勝てば自信になるはず」

 岡崎は王手をかけている代表通算50得点を前に足踏み状態が続いている。屈強なオーストラリアDFが立ち並ぶ壁を崩すには、岡崎の献身性と裏に抜ける動きが必要となる。いい意味で肩の力を抜いて決戦に臨もうとしているストライカーに、ゴールの女神は微笑むだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito TAGUCHI

 

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