イラク監督激怒のキム主審と日本代表は「W杯予選で相性抜群」 “誤審疑惑”は韓国でも話題に

今回がW杯予選で4度目の日本戦だったが…

「日本が誤審によって救われた。先制点はオフサイドのようにも見える」と日本メディアの記事内容を引用しつつ、「日本の2ゴールは、すべて審判のジャッジと関連する得点だったので、これだけ大きな関心事となった」とまとめている。

 ちなみに、この試合で主審を務めたキム・ドンジン氏とはどのような経歴の持ち主なのか。サッカー専門誌「ベストイレブン」(10月5日付)が、日本とイラクの試合前にキム氏のプロフィールを紹介している。記事によればキム氏は、2005年8月3日に韓国で行われた東アジア選手権(現東アジアカップ)の日本対中国戦(2-2)でデビュー。そしてこれまでのW杯アジア予選では、日本戦で3度笛を吹いたという。

 その試合とは09年3月28日の南アフリカW杯最終予選のバーレーン戦(1-0/ホーム)、11年11月11日のブラジルW杯3次予選のタジキスタン戦(4-0/アウェー)、12年6月8日のブラジルW杯最終予選のヨルダン戦(6-0/ホーム)で、すべて日本が勝利。同誌は「日本との相性がいい」レフェリーであることを事前に報じていた。

 そんな相性の良さが、日本の劇的な勝利を呼び込んだわけではないだろうが、キム氏が再び日本戦で笛を吹く際には、日韓両国でこれまで以上に大きな注目を集めることになりそうだ。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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