中村俊輔が選ぶ生涯ベストイレブン 「自分がしたいことを全部持っていた」と憧れた存在は?

中村俊輔氏が生涯ベストイレブンを選出【写真:徳原隆元】
中村俊輔氏が生涯ベストイレブンを選出【写真:徳原隆元】

那須大亮氏の公式YouTubeチャンネルに出演してベストイレブンを作ってみた企画を実施

 2004年のアテネ五輪でU-23日本代表のキャプテンを務めた那須大亮氏は、20年元日の天皇杯決勝を最後に現役引退。現在は動画共有サービス「YouTube」を通じてさまざまなサッカー界の情報を発信している。その那須氏は自身の公式YouTubeで、今季限りで現役を引退した元同僚である中村俊輔氏をゲストに迎え、天才レフティーが選ぶ生涯ベストイレブン企画を実施している。

 Jリーガー兼YouTuber”の先駆者である那須氏は、YouTubeチャンネルの登録者数が43万人を突破。高校や大学サッカー部への体験入部や、中村氏とMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)という日本サッカー界を代表する名手とのキックターゲット対決など、企画色に富んだコンテンツは人気を博す。

 そんななか那須氏が公式YouTubeチャンネルを更新。「【日本サッカーNo.1司令塔】中村俊輔の生涯ベストイレブン作ってみた!」と題したコンテンツでは、今季限りで26年間の現役生活にピリオドを打った天才レフティーの中村氏に、ベストイレブンを選んでもらっており、今回は古巣である横浜FMにゆかりのある選手がメインの人選となった。

 GKは「回転寿司を食べに行くと白身魚しか食べない」(中村氏)というストイックな川口能活氏。3バックには井原正巳氏、故・松田直樹さん、中澤佑二氏という顔ぶれを並べ、井原氏については「人間性がプレーに出ている。カバーリングが早いし、読みが凄い。日本で一番だったんじゃないですか」と理由を語った。

 中盤4枚は、上野良治氏、故・奥大介さん、三浦淳宏氏、現役から唯一の選出となった喜田拓也がノミネート。中村氏は三浦氏に関して、「代表でもアツさん、過去でもアツさん。すごく能力が高い。自分がしたいことを全部持っていた。足が速い、キックが凄い、そこからの蹴り返しもできる。同じポジションだったらまずかったなと思う」と憧れを抱いていたことを明かしている。

 また、3トップには城彰二氏、マルキーニョス氏、故ユ・サンチョルさんを選出。マルキーニョス氏について「Jリーグで評価を上げた選手」と語るなど、中村氏ならではの視点が感じられる興味深い内容となっている。

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