「日本にはそんなにプレッシャーがない」 ハリル監督がサポーターやメディアに“圧力”を異例要求!

かつての「プレッシャーは10倍」と余裕

 プレッシャーを乗り越えるメンタルの強さを求めた指揮官自身は、日本代表に対する世間の圧力の甘さを自覚している。

「日本にはそんなにプレッシャーがないと思う。それが良いことか悪いことか分からない。私は経験上6チーム率いてきた。プレッシャーは10倍あった。状況を選手に伝えた。強い気持ち、チームとしての強さは困難なところで発揮するものだ。高いところを意識してやっていかないといけない。将来もっと強いチームが待っている。本大会では、もっともっとプレッシャーがかかる。本大会に出れば3試合はグループ(リーグ)。10億人以上が見ている。もっともっとプレッシャーがかかる。大会が進むにつれ、プレッシャーはどんどんかかってくる」

 かつてアルジェリア代表、コートジボワール代表などを率いたハリルホジッチ監督は現在よりも遥かに厳しいプレッシャーに晒されながら指導していたと語る。10分の1の圧力のなか、指揮官とチームは伸び伸びとサッカーをしているのだろうか。

「プレッシャーがあることは良いこと。より強く、モチベーションが上がる。何人かの人はプレッシャーの準備ができていない。私は監督なので励ます。このシチュエーションをコントロールできる。しっかりとコントロールできる。若い選手は準備できていないかもしれない。そういう人はプレッシャーの罠に引っかかるかもしれない」

 百戦錬磨を自認する指揮官は、冷静沈着なベンチワークを見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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