セビージャ清武の強力ライバルがMLS行き? 13億円でニューヨーク・シティ移籍も

マンチェスター・シティとの契約下にあるナスリ 同じグループの傘下クラブへ移籍か

 セビージャで日本代表MF清武弘嗣は熾烈なポジション争いを続けているが、大きな壁として立ちはだかっている元フランス代表MFサミル・ナスリにアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)行きの可能性が浮上している模様だ。英紙「デイリー・スター」が報じている。

 マンチェスター・シティとの契約下にあるナスリは、ペップ・グアルディオラ監督が就任した今季に構想から外れ、セビージャへ期限付き移籍する運びとなった。しかし、ナスリに対しては中国やアメリカからもオファーがあり、その中にMLSのニューヨーク・シティFCが含まれているという。

 同じ「シティフットボール・グループ」の傘下にあるマンチェスター・シティとニューヨーク・シティFCという関係性もあり、セビージャとの期限付き移籍が終了する来年6月をもって、1000万ポンド(約13億円)でナスリをニューヨークへ移籍させる可能性が高まっているとされている。

 ナスリは、セビージャ加入直後から中核のポジションを確保し、スタメン出場を続けている。8月の公式戦スタート直後にはスタメンの機会を得ていた清武だが、ナスリ加入後はすっかり影の薄い存在になっている感があり、プレミアリーグ二度の優勝経験を持つ実力者はポジション争いにおいて最大のライバルとして立ちはだかっている。

 苦しいシーズンが続く清武だが、ナスリがニューヨーク行きを決断するかどうかは来期以降のチーム編成と清武の立場にも大きな影響を与えるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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