【W杯】スペイン代表エンリケ監督、去就明言せず 屈辱のベスト16敗退も「私からは何も言えない」

スペインを率いるルイス・エンリケ監督【写真:ロイター】
スペインを率いるルイス・エンリケ監督【写真:ロイター】

モロッコにPK戦の末に敗れ、2大会連続でベスト16敗退

 スペイン代表はカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でモロッコにPK戦の末に敗れ、2大会連続でベスト16敗退となった。ルイス・エンリケ監督は大会後の去就については明言しなかった。英紙「インディペンデント」が報じている。

 E組2位で決勝トーナメントに駒を進め、F組1位のモロッコと激突したスペイン。圧倒的にボールを支配して試合は優位に進めたが、延長を含めた120分間ゴールを奪えなかった。PK戦では1人目のMFパブロ・サラビアからMFカルロス・ソレール、MFセルヒオ・ブスケッツと3人連続で失敗し、PKスコア0-3で敗れた。

 2018年からチームを率いたエンリケ監督は娘の死去を受けて2019年に一時退任したが、その後に再び復帰してチームをカタールW杯に導いた。敗退を受けて去就が注目されるが、試合後のインタビューでは明言を避けた。

「私からは何も言えない。私もこの決定については何も知らない。今は私の将来について話す時ではない。私の契約はいずれ終わるが、私は代表チームにもサッカー連盟にも会長にも満足している。自分と代表チームにとって何がベストなのか落ち着いて考える必要があるだろう」

 2010年の南アフリカW杯で初優勝を成し遂げたスペインだが、14年ブラジルW杯はグループリーグ敗退。18年ロシアW杯と今回の22年カタールW杯は続けてベスト16強敗退となった。4年後のリベンジに向けて、代表監督人事の行方にも注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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