日本代表の名ボランチも不名誉な選出… 英紙が選ぶアーセナルの「ベンゲル史上最悪イレブン」 

「ガナーズの背骨を凍りつかせたDF」

 DFは定番の4バック。元アルゼンチン代表DFネルソン・ビバスが最初に選出された。代表39試合出場1得点という立派なキャップ数を誇るサイドバックは、1998-99シーズンにスイスリーグのルガーノからアーセナルに移籍。69試合1得点という結果を残したが、大半が途中出場だった。

 ナイジェル・ウィンターバーン、リー・ディクソンという「フェイマス4」と呼ばれたイングランド人両サイドバックの堅固な牙城を崩せなかった。2000年にセルタに期限付き移籍後、01年にインテルに移籍した。「単純に引退間際のリー・ディクソンを凌駕できなかった」と寸評では一刀両断されている。

 センターバックは元フランス代表DFセバスチャン・スキラッチ。10-11シーズンにセビージャから800万ユーロの移籍金で獲得したストッパーだが、スピード不足が致命傷で失敗補強となった。寸評では「シガンとセンデロスのワーストイレブン入りはスキラッチのせいでならなかった」と指摘。指揮官と同郷のフランス人DFは、同じく失意の補強となった両センターバックを超越するほどのダメぶりだったという。

 同じくセンターバックは元ラトビア代表DFイゴル・ステパノフ。00-01シーズンにアーセナルに加入したが、在籍3年間でリーグ戦の出場は17試合。「筋金入りのガナーズの背骨を凍りつかせたとんでもないディフェンダー」と酷評されている。

 左サイドバックは11-12シーズンにフェネルバフチェから加入したブラジル代表DFアンドレ・サントス。在籍期間は2年間で25試合3得点に終わっている。攻撃力が武器のサイドバックだが、寸評では「前方を爆撃しようとする彼の情熱は、背後に広大なスペースを残した」と、守備のバランスを崩したと分析されている。

 

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