「まるでエア・ジョーダン!」 不惑目前でセリエA歴代2位250得点のトッティを伝説の名将が賛辞

1994年W杯でイタリアを準優勝に導いたサッキ氏が激賞

  ローマの“永遠の王子”である元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティは、27日に40歳の誕生日を迎える。そして、30代ラストゲームとなった25日の敵地トリノ戦で後半から出場すると、PKを成功。1−3で敗れた試合で一矢報いた英雄はセリエA通算250ゴールという金字塔を打ち立てた。元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏は「彼のキック精度はマイケル・ジョーダンのようだ」と、伝説的なバスケットボール選手をたとえに出して絶賛している。イタリア地元紙「コリエレ・デラ・セーラ」が報じた。

 ローマはトリノ戦の前半で0-1とリードを許したなか、ハーフタイム明けのピッチに背番号10・トッティが登場。ローマは後半8分に2点目を奪われるが、直後の同10分にPKのチャンスを得ると、キッカーはトッティが務めた。助走のラスト一歩で自分から見て右に飛んだイングランド代表GKジョー・ハートの動きを見極めるように、逆の左側に難なくゴール。これが25シーズン目で達成したセリエA通算250ゴールとなった。

 1994年アメリカワールドカップでイタリア代表を準優勝に導き、ゾーン・プレス生みの親とも称されたサッキ氏はトッティに対して賛辞を惜しまなかった。

「タレントというものはあくまでも、インテリジェンスを兼ね備えていなければならない。彼はトップ下かFWかと言われるが、それはどうでもいいことだ。重要なのは、彼が常にピッチの中で、どんな場所でも時間でもチームのためにプレーできる選手だということ。彼は組織化させたチームの中で攻撃に最高の仕上げを施して、ゴールも生み出すことができる」

 

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