【W杯】ポルトガル代表がガーナとの熱戦に3-2勝利 37歳ロナウドは5大会連続ゴールで存在感

勝利したポルトガル代表【写真:ロイター】
勝利したポルトガル代表【写真:ロイター】

ガーナ相手に2失点も白星スタート

 カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグH組第1戦が現地時間11月24日に行われ、ポルトガル代表がガーナ代表に3-2で勝利した。ポルトガルはキャプテンFWクリスティアーノ・ロナウドがW杯史上初となる5大会連続得点を決めた。

 ロナウド擁するポルトガルは、ほかにもMFベルナルド・シウバやMFブルーノ・フェルナンデス、DFルベン・ディアスなど各ポジションにスター選手が揃う。グループリーグ突破はもはや目標ではなく、ノルマと言っても過言ではないだけのタレント力を誇る。

 2大会ぶりの出場となるガーナはベスト8進出経験もあるアフリカの強豪。中核を担うFWアンドレ・アイェウは健在で、スペインから帰化して今年9月にデビューしたFWイニャキ・ウィリアムズは切り札として期待される。

 序盤からボールを保持したポルトガルはロナウドへボールを集めるが、単調なクロスや縦パスは5バックで厚く守るガーナDFに跳ね返されてしまう。前半30分にはロナウドがエリア内でDFと入れ替わり、右足のシュートでネットを揺らす場面があったが、直前のファウルにより得点は認められなかった。

 試合はこう着状態のまま後半へ。すると後半17分にロナウドがエリア内で倒され、ポルトガルにPKが与えられた。これをロナウド自ら成功させ、同20分に先制に成功。37歳のレジェンドは5大会連続得点というW杯史上初の快挙を成し遂げた。

 その後、同28分に2010年南アフリカW杯のベスト8を経験しているベテランのアイェウのゴールでガーナが追いついたが、そのわずか6分後にポルトガルが勝ち越しに成功。フェルナンデスのスルーパスに抜け出したFWジョアン・フェリックスが右足のシュートを流し込んだ。さらに同35分には再びフェルナンデスのラストパスからFWラファエル・レオンが決め、3-1と一気に突き放した。

 ガーナは同44分にFWオスマン・ブカリがゴールを決める粘りを見せたが、それ以上の反撃は見せることはできず。9分のアディショナルタイムを経て、3-2でタイムアップを迎えた。

 H組のもう1試合は韓国とウルグアイがスコアレスドロー。初戦で勝ち点3を手にしたポルトガルが単独首位に立った。

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