後半ATに3得点の壮絶な死闘! 「神奈川ダービー」のラスト10分間に何が起きたのか?

川崎が横浜FMに3-2で競り勝ちCS出場権を獲得

 川崎フロンターレは25日、J1セカンドステージ第13節で横浜F・マリノスをホームに迎え、3-2で勝利を収めた。この試合では後半アディショナルタイムが異例の10分間(会場に表示された時間は9分間)も設けられ、その時間帯に3得点が生まれるという壮絶な展開のゲームとなった。

 試合は前半14分、右サイドからのクロスをMF狩野健太がヘディングでゴール左隅に流し込み川崎が先制。後半39分にはMF三好康児が巧みなループシュートでネットを揺らして追加点を奪い、試合を決定づけたかのように思えたが、ドラマは試合終了間際に待っていた。

 後半5分と後半21分に川崎GK新井章太がピッチに倒れ込むアクシデントもあり、表示されたアディショナルタイムは9分間という異例の長さに。すると、ここから横浜FMが驚きの反撃を見せる。後半45+6分、味方のヘディングシュートのこぼれ球をMF中町公祐が押し込み1点差に詰め寄ると、その2分後、FW伊藤翔の豪快な右足のシュートがゴール左上に突き刺さり、あっという間に同点に。

 しかしクライマックスは、さらにその2分後に訪れる。後半45+10分、川崎の攻撃の局面で、左サイドからのクロスをFW小林悠がヘディングでゴール右隅に流し込み、劇的な決勝弾を挙げた。

 90分間のなかでは比較的、堅実な試合運びを見せていた両チームだったが、後半アディショナルタイムの10分間で一体何が起こったのか。

 

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