日本代表、カナダ戦スタメン11人の採点 「またしても失望」と英記者がワースト評価を与えたのは?

日本代表の先発11人を採点【写真:Getty Images】
日本代表の先発11人を採点【写真:Getty Images】

【識者の目】DF陣はセットプレーへの粗が目立つ、先制弾の相馬は一定評価

 日本代表(FIFAランク24位)は現地時間11月17日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイでカナダ代表(同43位)とカタール・ワールドカップ(W杯)の壮行試合で対戦し、1-2の逆転負けを喫した。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、カタール大会でW杯を7大会連続で現地取材する英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本のスタメン11人を採点。トップ下先発で不発に終わったMF南野拓実(ASモナコ/フランス1部)に「またしても機能不全で失望の夜」と単独落第点を与えている。

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 日本代表・カナダ戦の先発メンバー採点(10点満点)

<GK>
■権田修一(清水エスパルス)4点
 90分を通じた安定感の欠如。クロスとフリーキック(FK)への対処に不安を残す。運を味方にできずにカナダの決勝ペナルティーキック(PK)も止められず。

<DF>
■谷口彰悟(川崎フロンターレ)4点
 板倉同様にセットプレーで脅威になっていたカナダのハイボールの対応に大きな不安を残した。レギュラーの座を奪うには至らずの働き。

■板倉 滉(ボルシアMG)4点
 膝の故障による戦線離脱の影響で錆び付きを露呈。献上した先制点はマーカーをロストした彼の責任。バックアップとしての信頼を得るために修正の余地大。

■酒井宏樹(浦和レッズ)5点
 いつもの彼の基準に到達できず。カナダに右サイドを蹂躙されることもしばしば。伊東の守備というプロテクトを失った影響もあったかもしれない。

■伊藤洋輝(シュツットガルト)4点
 先発への最大のアピールに失敗した男。中山の故障で、左サイドバックで長友に脅威を与えるチャンスだったが、ブキャナンに蹂躙され続けた。

マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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