これぞ世界の妙技! 天皇杯東京V戦で芸術的FK弾の俊輔にマリノス監督脱帽「いいシナリオを作ってくれた」

高知はどよめき、モンバエルツ監督は絶賛!

 横浜Fマリノスの元日本代表MF“ファンタジスタ”中村俊輔は、約2カ月ぶりの実戦となった22日の天皇杯3回戦の東京ヴェルディ戦で先制ゴールとなる鮮やかな直接フリーキックを叩き込むなど、1得点1アシストの活躍で4-0の勝利に貢献した。欧州メディアからも世界屈指のFKの名手と崇められる名手の働きを、エリク・モンバエルツ監督も絶賛している。

 中村は7月23日のJリーグセカンドステージ第5節のジュビロ磐田戦でフル出場したものの、左足甲を負傷。以降、出場はなくこの日が約2ケ月ぶりの実戦となっていた。しかし前半18分、ペナルティーエリア外の右サイドでフリーキックを得ると、当然キッカーは中村。短い助走から放たれたボールは、ニアサイド寄りの壁のわずか外側を抜けると鋭く曲がり落ち、ゴールポストすれすれを通過してゴールに吸い込まれた。試合会場となった高知県春野陸上競技場のファンからは大きなどよめきが上がった。

 クラブの公式サイトによると、モンバエルツ監督は試合後の記者会見で中村のプレーを絶賛している。

「ご存知のように、俊輔は長い間、試合から遠ざかっていましたので、今日は、彼のプレーのリズムがどうだったかとかを判断する段階にはないと思います。ただ、やはり彼の素晴らしいフリーキックでチームがいいシナリオを持って戦っていくという展開を作ってくれました。後半は、彼が非常に良いポジショニングで起点となってボールをポゼッションすることができ、チームがゲームをコントロールすることに大きく貢献してくれました」

 

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