地元解説者が苦境のミラン本田を擁護 「監督のあの所作は『諦めるな、耐えろ!』のサインだ」

「本田のプロ意識は誰も疑うことがない」

 昨季リーグ戦で1得点3アシストの本田は、ラツィオ戦の後半アディショナルタイムにシュートをゴール遥か上空に放ち、スタンドに打ち込んでしまった。技術面の拙さ以上に、出番のない焦りがシュート精度を落としたと分析している。

「本田は落ち着いていなければいけない。ミランに足跡を残したいなら、常にプレーできる準備をして出番を待つしかない。本田のプロ意識の高さについては誰も疑うことがない」

 ヴォルピ氏はこう語った。本田がスソからポジションを奪うことは容易ではないが、モンテッラ監督は忍耐を求めているという。本田の契約は来年7月で満了となるが、「パンキナーロ(ベンチ要員)」という汚名をかつてイタリアメディアから冠せられた背番号10とミランは、どこまで現状に我慢できるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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