日本で“守護神”を生み出すためには? 闘莉王が現状に言及「名GKが育つ環境が作られていない」

闘莉王氏が日本代表のセットプレーを不安視【写真:荒川祐史】
闘莉王氏が日本代表のセットプレーを不安視【写真:荒川祐史】

「闘莉王TV」でゲストに城彰二氏を迎え議論を展開

 カタール・ワールドカップ(W杯)が11月20日に開幕する。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は元日本代表FW城彰二氏と自身のYouTubeで緊急対談し、急上昇ランク入りした最新回では日本代表の抱えるGK問題について激論。Jリーグでの外国人守護神の多さから「名GKが育つ環境が作られていない」と苦言を呈している。

 闘莉王氏のYouTube「闘莉王TV」では城氏を招いてW杯開幕直前緊急コラボを展開。急上昇ランク11位に入るなど、話題を集めている最新回では、日本代表のGKもテーマに挙がった。権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン)、川島永嗣(ストラスブール)の3人が選出されたGK陣を日本の懸念材料に挙げている。

 闘莉王氏はJリーグで外国人GKがゴールマウスを守るクラブの多さから、「(日本人の名守護神を)育つ環境が作られていない。だからこそ、若い世代のGK、谷君を連れて行かないと育てられないのではないか」と指摘している。

 すると、城氏は指導の現場から「今日本の子供たちはGKになりたいと思わない。GKのいないチームも多い」と持論を展開。以前は川口能活氏、楢﨑正剛氏というスーパースターが活躍し、サッカー少年少女の目標になっていたが、「この人たちを目指したいとやっていた。今はいない」と危惧している。

「それぐらいGKにブランク(空白期間)があるような…」プライベートコミュニティ「闘莉王TVプロジェクト」をローンチして話題を呼んでいる闘将だが、代表OBとともに、かつて日本代表の最終ラインの危機にもスポットライトを当てる最新回になっている。

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