「あの思いが蘇ってきた」 長友佑都が金髪チェンジ、“スーパーサイヤ人”再降臨の意図説明

金髪姿の長友がコメント【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
金髪姿の長友がコメント【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ドーハ市内でトレーニングをスタート、ロシア大会で話題の金髪姿で再び登場

 カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて、ドーハ市内でトレーニングをスタートさせた森保ジャパン。初日に最も話題となったのは、通算4度目のW杯出場を狙うDF長友佑都(FC東京)の髪の色だった。

 4年前のロシアW杯の前にも、チームを盛り上げるために髪の毛を金髪に染め上げた長友だが、今回もW杯前にヘアカラーを変えた。その理由について、「前回と同じように、自分の気合いが入った気持ちと、スーパーサイヤ人になりたいという夢を見ていた子供の頃を思い出しながら、士気を高めました」と語った。

 スーパーサイヤ人よりも、色がやや落ち着いているのではと指摘されたが、「これから抜けてくると思うので。(本番では)かなり明るくなるんじゃないですか」と、計算どおりだと胸を張り、言葉を続けた。

「結構、そういう余裕も出てき始めた。前回はスイス戦に惨敗して、代表も本当に叩かれました。あの時の負けた悔しさ、さらに夜の(髪を染める際の)頭皮の痛み、苦しみがあり、すごいつらい夜になりましたが、それでも何かを変えなければいけなかった。頭皮を痛めながらやっていた、あの思いが蘇ってきました。

 ただ、今回もブリーチはやったんですけど、頭皮も厳しい環境に一回打たれたことで慣れるんだなと。人も頭皮も同じなんだなと、感じる余裕ができたなと思いました」と、前回の時よりもスムーズに染められたことを明かした。

 ドーハでの初練習を終えて、「メンバーに選ばれてから緊張感は出てきましたけど、カタールに入ってから、より一層高ぶりを感じています」と語る長友は、最初のランニングから先頭を走り、取材陣に「盛り上げていこう!」と声をかけていた。

 その言葉についても「代表チームだけでなく、メディアの皆さんを含めてチームを1つ、心を1つにしないといけない。日本中がメディアの皆さんを通して、まとまらないと今回の相手は優勝候補ですし、厳しいなと思っています。サッカー人気も高まってほしいし、W杯なのでもっと注目されないといけない。まだまだ足りないと思うので、みんなの士気を上げたかった」と、意図を説明した。

 初日から絶大な存在感を見せた長友。過去3度のW杯を経験しているベテランは、大幅に若返ったチームだけでなく、日本全体が一丸となる重要性を強く訴えた。

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