J1リーグは最終章へ 熾烈な残留争いはG大阪、京都など5チームが関与…自動降格圏の清水に“奇跡”の可能性も

11月5日の同時刻にJ1 最終節がキックオフ(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
11月5日の同時刻にJ1 最終節がキックオフ(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

J1リーグはクライマックス、11月5日に最終節の試合が一斉キックオフ

 J1リーグは11月5日の14時一斉キックオフで、今季の最終節の試合が各地で行われる。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフから出場できる可能性がある3位争いを含め、全会場の動向が注目される。

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 まず、優勝の可能性は横浜F・マリノスと川崎フロンターレの2チームに絞られている。横浜FMはヴィッセル神戸、川崎はFC東京とそれぞれアウェーで対戦。最終節を迎える時点で横浜FMが勝ち点2、得失点差で11上回っている。

 そのため、横浜FMは勝利すれば自力で優勝決定。引き分けの場合も、川崎が11点差以上で勝利しない限りは優勝となる。また、川崎は引き分け以下に終わった場合も横浜FMの優勝が自動的に決まる。横浜FMが敗れ、川崎が勝利した場合のみ逆転が発生して川崎が3連覇を達成することになる。

 3位争いでは、サンフレッチェ広島が勝ち点54で得失点差がプラス11、セレッソ大阪が同51で同プラス7、鹿島アントラーズが同51で同プラス5という状況で最終節を迎える。そのため、広島は引き分け以上で3位が確定。広島が敗れた場合、C大阪と鹿島が勝利したうえで得失点差での逆転、あるいは並んだうえで総得点が上回った時に3位の座が入れ替わる。

 3位になった場合、来年2月に予定されている今季のACL決勝で浦和レッズが敗れると、来季のACLにプレーオフから出場となる。一方、浦和が優勝した場合は、前回大会の優勝チームとしてプレーオフに進出するレギュレーションだ。広島はサガン鳥栖とアウェーで、C大阪は名古屋グランパスとホームで、鹿島はガンバ大阪とホームでそれぞれ対戦する。

 そして、すでにジュビロ磐田のJ2降格が決まっている残留争いは5チームが関わり、その中では3チームと2チームに分かれる。まず、自動降格となる17位になる可能性があるのが勝ち点36のG大阪、同35の京都サンガF.C.、同33の清水エスパルスの3チームだ。

 まず、清水は両チームに勝ち点2以上の差を付けられているため、引き分け以下では順位の逆転が起こらず17位で自動降格となる。そのため、ここからは清水がアウェーで北海道コンサドーレ札幌に勝利した場合を考える。

 この時に清水の勝ち点は36まで伸び、得失点差はマイナス9より少なくとも1点以上改善される。アウェーで磐田と対戦する京都は敗戦した場合に逆転され、引き分けた場合に勝ち点と得失点差で並ぶ可能性があるが、総得点で確実に下回るために逆転される。

 また、G大阪は敗れた場合に勝ち点で並ぶが、得失点差で確実に下回るため清水に逆転される。そのため、17位の自動降格を自力で避けるためには京都は勝利、G大阪は引き分け以上が必要になる。

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