セルティック監督、CFローテーション起用の意図を説明 「古橋には不公平だった」
ポステコグルー監督は「彼は常に改善を続けている」と古橋を称賛
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は、現地時間10月30日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第13節リビングストン戦(3-0)で先発出場を果たし、先制ゴールを記録した。10月に入って出場したリーグ戦3試合で2得点と復調気味で、アンジェ・ポステコグルー監督もコメントしている。スコットランド紙「グラスゴー・タイムズ」が報じている。
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古橋はリビグストンとのアウェーゲームの前半9分、敵陣中央でDFグレッグ・テイラーからのスルーパスを受けると、そのままペナルティーエリア内へ侵入。角度のない位置から左足を振り抜き、ニア上へ豪快な先制弾を叩き込んだ。
リーグ戦では、第10節セント・ジョンストン戦(2-1)、第12節ハーツ戦(4-3)でプレー機会が与えられなかった古橋だが、先発出場した第9節マザーウェル戦(2-1)とリビングストン戦では1ゴールを決めた。
第2節から第5節まで4試合連続で6ゴールとハイペースでゴールを挙げてきたが、第6節のレンジャーズ戦(4-0)で負傷すると開始5分でベンチに退き、その後はそれまでのペースで得点を挙げられなかった。そして、同じセンターフォワードのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが好調だったこともあり、古橋はターンオーバーのような形での起用を強いられていた。
そんな状況でも、リビングストン戦でシーズン公式戦通算9点目のゴールを挙げた古橋について、ポステコグルー監督は「私たちは少し彼に対して不公平だったと思う。ストライカーは、試合に連続で出場し続けたいものだ」と切り出した。
「昨年の今頃、彼は毎週末、得点を挙げていた。なぜなら私は毎週末、彼をプレーさせていたからだ。そこで彼はハムストリングを痛め、2か月間離脱することになった。今年はそれと同じことを繰り返すことはしない」
そして、指揮官は「通常のシーズンであれば、昨年のキョウゴがそうであったように、どちらかがより多くのゴールを挙げているかもしれない。だが、チームのためにも両選手に最高の状態を保たせることに私は注力している」と言い、「キョウゴを起用したり、外したりしたことは、彼にとって助けになっていないかもしれない。それでも、彼は質の高いストライカーだ。私は彼を毎日見ている。昨年の彼は脅威であったし、今年もまたさらに脅威になれる。彼は常に改善を続けているからね」と、昨季の負傷離脱を繰り返さないことで、戦力としてより重要になるポテンシャルがあることを示唆した。
公式戦通算20得点を目標に今シーズンをスタートさせた古橋。ここまで欠場する試合がありながらも、9得点と十分に達成できるペースでゴールを挙げているが、シーズン終了時にどのような数字になっているだろうか。