元日本代表MF柏木陽介がカタールW杯メンバー26人を予想 「もう少しだけ工夫を」とセットプレーの課題も指摘

柏木陽介が選んだ26名の選手たちとは?【写真:ロイター】
柏木陽介が選んだ26名の選手たちとは?【写真:ロイター】

元同僚・森脇の公式YouTubeチャンネル「森脇良太の誘ってんじゃんTV」に出演

 森保ジャパンは、今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する。日本代表メンバー26人が発表される11月1日を前に、元日本代表MF柏木陽介(FC岐阜)が、かつてのチームメイトである元日本代表DF森脇良太(愛媛FC)の公式YouTubeチャンネルに出演し、26人の顔ぶれを予想した。

 柏木は2021年3月に11年間を過ごしたJ1浦和レッズを退団し、J3のFC岐阜へ移籍。初年度はリーグ戦19試合1得点、2年目の今季はチームキャプテンを担ってリーグ戦18試合に出場していたが、10月3日に右アキレス腱断裂の手術(全治約6か月の見込み)を受けてシーズン中の復帰は絶望となった。

 日本代表でも11キャップを刻んだ柏木が、2013~19年に浦和で共闘した森脇の公式YouTubeチャンネル「森脇良太の誘ってんじゃんTV」に登場。さまざまなテーマを語るなかで、カタールW杯に挑む日本代表メンバー26人を予想した。

 柏木はGK「3」、DF「7」、MF/FW「16」と枠を分配。GKは権田修一(清水エスパルス)、川島永嗣(ストラスブール)、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)を選び、「もし4人なら」という仮定で「もしかしたら谷(晃生)くんか、ザイオン(鈴木彩艶)くんじゃないか。若い子を帯同させるか、逆にベテランとして永嗣さんを帯同させるか」と語った。

 続くDFは、「(吉田)麻也と冨安(健洋)…あと板倉(滉)、中山(雄太)くん。(長友)佑都、(酒井)宏樹、伊藤(洋輝)くん」と7人をセレクト。ボランチと2列目には、遠藤航(シュツットガルト)、守田英正(スポルティング)、田中碧(デュッセルドルフ)、原口元気(ウニオン・ベルリン)、久保建英(レアル・ソシエダ)、伊東純也(スタッド・ランス)、鎌田大地(フランクフルト)、南野拓実(ASモナコ)、堂安律(フライブルク)、三笘薫(ブライトン)と続け、「三笘くんはスーパーサブだね」とプレミアリーグでも存在感を示す気鋭のアタッカーに期待を寄せた。

 FWには前田大然(セルティック)、古橋亨梧(セルティック)、上田綺世(セルクル・ブルージュ)と選び、「入れたほうがいい」と指名したのが大迫勇也(ヴィッセル神戸)だ。「サコ(大迫)はやっぱり一番収まるんじゃない?」と、1トップとしての適性を高く評価した。

 残り2枠であることを伝えられた柏木は、「相馬くんも入ると思う」と名古屋グランパスのMF相馬勇紀を選択。これには、森脇も「俺も相馬くんは面白いと思う」と同調した。そして、「個人的に入れたい」と柏木が名前を挙げたのが旗手怜央(セルティック)で、「どこでもできて、全部を80点でこなせるのは凄いと思う」と理由を述べた。

「グループリーグ突破できたらベスト8めちゃくちゃ可能性出るんじゃないか。チームとしてのまとまりが出てきた。もう少しセットプレーだけ工夫したら。トリックを含めてキックの質だね」

 気心を知れた森脇との対談で、柏木は独自の視点で森保ジャパンの課題についても語っている。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング