久保建英、カタールW杯「注目若手タレント」に選出 ヴィニシウス、ガビ、ベリンガム…逸材10人の1人に

ソシエダに所属する日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダに所属する日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

オリンピックの公式サイトがW杯に出場予定の若手タレントに注目

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、今冬のカタール・ワールドカップ(W杯)での活躍が期待されている。オリンピックの公式サイトは、「2022年のW杯で、誰が最優秀若手選手になるか?」という記事で10人の選手をピックアップしたなか、久保の名前も挙げている。

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 1958年のスウェーデン大会で、当時17歳のブラジル代表FWペレが活躍を見せたのを皮切りに、これまでもW杯では若い選手たちの活躍が大きな話題となってきた。今回のW杯でも、前回王者のフランス代表には、22歳のMFオーレリアン・チュアメニ、19歳のMFエドゥアルド・カマヴィンガ、23歳のFWキリアン・ムバッペ、21歳のDFウィリアム・サリバ、23歳のDFジュール・クンデといった選手の名前が挙がる。

 その一方、ノルウェー代表のFWアーリング・ブラウト・ハーランド、MFマルティン・ウーデゴールの2人は予選敗退を喫しており、今大会では見ることができない。それでも、多くの次世代のタレントが、カタールに集うこととなる。

 記事では注目若手タレント10人を選出。その最初に名前を挙げられたのが久保だった。「タケは、まだ21歳というのに、ずっと長く表舞台にいた印象だ。それでも21歳にして、カタールで証明するべきことがある。バルセロナの下部組織であるラ・マシアで育った頃から『日本のメッシ』と呼ばれ、久保は2019年にレアル・マドリードに加入したが、チームに割って入ることはできなかった」と、その経歴を紹介している。

 そして、「マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカに加入すると、2022年にレアル・ソシエダに完全移籍した。若い頃のメッシを彷彿させる多彩な技術、猛烈なスピード、ドリブル能力を兼ね備える久保は、試合を決するだけでなく、ファンを楽しませる才能を兼ね備えている」と、絶賛している。

 東京五輪での活躍に触れつつも、あと一歩、メダルに届かなかったことを振り返り、「それでも、タケのパフォーマンスは彼がチームのリーダーであること、そして、世界の舞台で戦えることを証明した」と記された。

 最後には「21歳にして、プロサッカー選手として名前を広げる時間が残っているが、久保はアジア最大のビッグネームである韓国代表FWソン・フンミンを差し置いて、このW杯を自分のものにできるかもしれない」と、見解が綴られている。

 久保以外の10選には、カナダ代表DFアルフォンソ・デイビス、セネガル代表MFパペ・マタール・サール、チュアメニ、アメリカ代表FWリカルド・ペピ、ドイツ代表FWジャマル・ムシアラ、ブラジル代表FWアントニー、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、イングランド代表MFジュード・ベリンガム、そして、スペイン代表MFガビが選ばれている。

 世界的にも大きな注目をすでに集めている久保だが、今回のW杯で今以上に大きく名前を上げることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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