J2甲府、吉田達磨監督の退任発表 天皇杯Vの快挙も…リーグ戦18位に低迷「私の力不足によるもの」

今季限りで甲府を退任することになった吉田達磨監督【写真:徳原隆元】
今季限りで甲府を退任することになった吉田達磨監督【写真:徳原隆元】

今シーズン限りで契約満了、後任監督は現時点で未定

 J2ヴァンフォーレ甲府は10月18日、吉田達磨監督が今シーズン限りで契約満了となり、退任すると発表した。「多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです。一年間本当にありがとうございました」とコメントしている。

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 同監督は今季から甲府の指揮官へ就任。第102回天皇杯ではJ1クラブを続々撃破し、サンフレッチェ広島との決勝戦も制してクラブに同大会初タイトルをもたらしたが、リーグ戦では18位と低迷していた。

 吉田監督は「多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです」とコメント。「残り2試合、チームは全力で走ります。そして来年からはどこにいてもいつも応援しています。一年間本当にありがとうございました」と、シーズン残りの試合で全力を尽くすことを誓った。

 なお、後任の監督は現時点で未定としており、決定次第、発表するとしている。

■監督コメント
日頃よりヴァンフォーレ甲府を支え、応援してくださっている山梨県の皆様、スポンサー企業の皆様、そしてファン・サポーターの皆様、2022年シーズンも共に戦っていただきありがとうございます。

伊藤彰前監督の後を継続という形で引き継ぎ、皆様のヴァンフォーレ甲府を強く逞しく成長させ、勝利をお届けするためにここまで努力を重ねて参りましたが、多くの勝利をお届けすることは出来ませんでした。

選手たちは懸命に走り、身体を張り、成長しようと、勝とうと努力を続けたにも関わらず、多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです。そんな中、いつもどんな時もチームと選手を押し上げ、一緒に前進しようとサポートして頂いた皆様にはとても深く感謝しています。

新たな2023シーズンは、FUJIFILM SUPER CUPから始まり、J1への挑戦とアジアへの飛翔が皆様を待っています。皆様の力強い、熱い、心のこもった援軍が必要です。小粒でも塊を作り、意志を合わせ、大きな壁に喜んで立ち向かって行くチームを、天皇杯決勝の日に横浜にあったあの熱量と一体感で支えてください。一緒に強く明るいヴァンフォーレ甲府を築いて行ってください。

残り2試合、チームは全力で走ります。そして来年からはどこにいてもいつも応援しています。一年間本当にありがとうございました。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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