S・ラモスの神戸入り、「真剣に検討」とスペインメディア指摘 アジアへ移籍の可能性浮上
PSGの契約は2023年6月末まで「米国ではなくアジアに行く」と現地報道
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの去就動向を巡り、スペインメディアは日本行きの可能性に注目。今季いっぱいでPSGとの契約が満了になることを受け、アジアへ向かうことを検討していることを指摘するとともに、新天地候補としてJ1ヴィッセル神戸が挙がっている。
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ラモスは2005年にスペイン1部セビージャからレアル・マドリードへ移籍し、“銀河系軍団”と称される名門で16シーズンにわたって活躍。昨夏からフランスの強豪PSGでプレーしているなか、在籍2シーズン目となる今季はセンターバックの主力として君臨し、安定感を示している。
そんなラモスとPSGの契約は2023年6月末までとされ、その後は白紙状態。PSG側は契約延長へ前向きとされる一方、ラモス自身は欧州を離れ、新たなチャレンジを選択する可能性もあるという。スペインメディアでは先日、米MLS(メジャーリーグサッカー)とともにJリーグ移籍も選択肢の1つと報じられ、神戸がラモスに対して獲得オファーを提示した可能性が指摘されていた。
スペインメディア「ElNacional.cat」では、ラモスの去就動向に触れた記事が展開。「現時点でPSGと契約更新の交渉が行われているという証拠はない。彼はまだブーツを脱ぐ時が来ていないと信じている。新しいチームを探し、興味深い提案を期待している。そして実際、セルヒオが人生で初めてヨーロッパを離れ、別の大陸に行く可能性について真剣に検討している。具体的には、彼は米国ではなくアジアに行くためにそれを行っているようだ」とし、Jリーグ行きの可能性があることを報じている。
ラモスの日本行きの根拠として、記事では大手スポーツ用品メーカー「ミズノ」社と“メガ契約”を結んでいること、さらに今夏実施されたPSG日本ツアーでの人気ぶりを列挙。さらに「ラモスを迎え入れる可能性のあるチームはアンドレス・イニエスタ、ボージャン・クルキッチ、セルジ・サンペールがプレーしているヴィッセル神戸だ。ダビド・ビジャ、トーマス・フェルマーレン、ルーカス・ポドルスキなどのレジェンドもそこを通過し、セルヒオはそのリストに追加された」と、新天地候補のクラブ名にも触れられた。
神戸は今季、J1リーグの残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンを送ったものの、シーズン終盤戦に盛り返して現在4連勝中。降格回避を決定づければ、来季への補強動向が一気に熱を帯びる可能性が考えられる。海外メディアの指摘どおり、果たしてビッグネームの獲得はあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)