欧州CL開催日に親善試合を戦う屈辱 名門復活を目指すミランに伊紙「硬いパンを食べる時」

 

欧州CL開催日にベルルスコーニ杯を実施

 

 今季欧州のカップ戦出場権を持たないACミランが欧州チャンピオンズリーグ(CL)開催日にアルゼンチンの強豪サンロレンソと親善試合を行った現状を、地元メディアは「硬いパンを食べる時」と忍耐の時期と指摘している。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。

「チャンピオンズリーグの夜にベルルスコーニ杯をプレーするというのは実に示唆に富んでいる。明確なメッセージを伝えている、今は誇りを持って硬いパンを食べる時だと。チャンピオンズリーグの豊かなテーブルに座るには、まだ多くの仕事をしなければならない」

 記事では観衆約5000人という寂しいサン・シーロ競技場で5日の夜にベルルスコーニ杯を戦ったミランの現状をこう記している。

 ミランは昨季途中で現ユベントス監督のマッシミリアーノ・アッレグリ氏を解任。ブラジル名門ボタフォゴで現役としてプレーし、監督経験のなかったクラレンス・セードルフ前監督を招聘した。しかし、結局は8位と低迷したままシーズンを終えた。

 昨季途中に加入した日本代表FW本田圭佑も不振で救世主にはなれなかった。経営難に苦しむミランは欧州カップ戦の出場権、それに伴う放映権料の収入を失った。この厳しい現状を地元メディアは「硬いパンを食べる時期」とし、臥薪嘗胆の日々と定義している。

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