モウリーニョの逆鱗に触れたムヒタリアン ダービーでの失態で“43億円MF”がベンチ降格へ

リンガードとともに事実上の“懲罰人事”に…

「彼らとの関係性から罰したいわけではない。彼らのパフォーマンスだ。だから、私は他の選手を使うことになる」

 罰ではないと表明しながら、傍から見れば完全な懲罰人事と言える。後半から起用されたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは躍動し、高いポテンシャルをアピールした。同紙はムヒタリアンを「ダービーの失敗作」「ダービーの愚か者」とこき下ろしており、リンガードとともに一気に株を下げてしまった。

 ドルトムントからオールド・トラッフォードに移籍した“前任者”と言えば日本代表MF香川真司だが、1年目の2012-13シーズンは名将アレックス・ファーガソン元監督の下で限定的な起用ながら6得点と結果を残し、チームもプレミア制覇を果たしている。ムヒタリアンは第4節で訪れたダービーマッチでの不発により、モウリーニョ監督の逆鱗に触れてしまった。ブンデスで圧倒的な才能を見せた名手が、新天地で悪い流れに巻き込まれている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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