浦和が前半2発で鳥栖との上位対決に快勝! 連敗を2で止め首位川崎を追走

宇賀神、武藤のゴールで勝利 鳥栖は優勝争いから後退

 J1セカンドステージ上位チーム同士の直接対決は、浦和の完勝に終わった。10日の第11節で、2位浦和レッズと3位サガン鳥栖が激突。浦和は前半41分にMF宇賀神友弥のゴールで先制すると、同44分にMF武藤雄樹が追加点を挙げて2-0で勝利した。

 浦和は負傷により、日本代表のワールドカップ・アジア最終予選を辞退したDF槙野智章が復帰。代表期間中に負傷が伝えられたMF柏木陽介も、主将のMF阿部勇樹とダブルボランチを組み先発した。

 試合は立ち上がりからボールを保持する浦和と、6バックになることも辞さずに守備から入る鳥栖という構図で推移。なかなかチャンスを作れずに攻めあぐねていた浦和だが、ダブルボランチの意外性のあるプレーが風穴を開けた。

 まずは前半39分に、柏木が自陣から一気に60メートルほどをドリブルで持ち上がり、武藤へのラストパスを狙った。これは鳥栖のGK林彰洋にカットされたが、続く41分にも柏木が自陣からゲームメーク。ボールを持ち運んだところから右サイドに展開すると、浦和らしいパスワークで鳥栖守備陣を崩し、最後はFWズラタンの丁寧なパスを宇賀神がゴール正面から右足で決めて先制に成功した。

 続く同43分には、阿部が自陣から長いドリブルでボールを持ち運ぶと、その間にマークを外した右サイドのMF関根貴大、武藤と流れるようにパスがつながり、武藤が角度のないところでGK林との1対1を制して追加点。ベンチでは左膝前十字靭帯の手術により全治6カ月と発表されたMF梅崎のユニホームも掲げられた。試合は浦和が2-0とリードして後半に入った。

 

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