「正直、すごく悔しい」 “ベンチ外”のMF旗手怜央が本音、次戦アピールへ意欲「できる自信がある」
約半年ぶりに代表復帰も、アメリカ戦でベンチ入りの26人から脱落
ドイツ遠征を行っている日本代表は、9月23日のアメリカ戦(2-0)の時点で30人の選手がいた。ベンチ入りができるのは、26名ということで4選手がメンバー外となる。その1人が、所属するスコットランド1部セルティックでの活躍が認められる形で、約半年ぶりに代表入りを果たしたMF旗手怜央だった。
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今年1月に加入したスコットランドの名門では、すぐにレギュラーに定着。今季はUEFAチャンピオンズリーグでも、活躍を見せている。そうしたプライドもあるだろう。アメリカ戦で26名に入れなかったことについて、「正直、メンバー外になったことはすごく悔しい。自分の力のなさを感じる」と悔しがり、「ここがすべてじゃない。僕には自チームがありますから。ただ、ここで与えられた役割、試合に出るチャンスがあれば、そこでプレーするだけ。(チャンスが)ないならコンディションを落とさないようやることがある。与えられた役割をしっかりやりたい」と、自身の心構えを語った。
アメリカ戦で日本は4-2-3-1の布陣をテスト。これまでの4-3-3であれば、セルティックと同じシステムであり、旗手もインサイドハーフでの起用が想定できた。システム変更を受けて「チームでは4-3-3なのでイメージは全くできていない。ただ、形というものは何となく見えている。そこに自分のプレーを落とし込めればと思います。4-2-3-1の3なら、右も真ん中も左もできる自信がある。あとは監督が決めることなので、僕がどうこう言うものではない」と、チャンスが与えられれば準備ができていることを強調した。
ベンチ外になった悔しさはあるものの、代表では間違いなく刺激を受けている。
「いろいろ経験している選手が多いなか、その選手たちから吸収することは、僕自身もすごくやっていること。同い年の選手、年齢が近い選手からも吸収することがあるので、そういう選手と話して、自分がここに来た爪痕を残せるように工夫しています」
東京五輪の際には、滑り込みでメンバー入りを果たした旗手。残された時間でのアピールについて「どういう立場を与えられても、自分のやるべきことはやらないといけない。結果を残したい思いもありますが、得られるものは選手からもたくさんある。今まで経験してきた選手たちから、しっかり得られるものを得て、頑張るだけ」と、力を込めた。