久保建英は「素晴らしい新戦力」 公式戦2戦連続アシストをスペイン紙高評価「疑いを完全に晴らした」

エスパニョール戦に出場した久保建英【写真:Getty Images】
エスパニョール戦に出場した久保建英【写真:Getty Images】

攻撃面でのクオリティーの高さをスペイン紙も高評価

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月18日のリーガ・エスパニョーラ第6節エスパニョール戦にリーグ戦2試合連続でスタメン出場。果敢なプレッシングで先制ゴールをアシストし、2-1での勝利に貢献した。スペインメディアはその活躍を称賛している。

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 前節リーグ戦ではアウェーでヘタフェに1-2で敗れていたレアル・ソシエダ。本拠地アノエタにエスパニョールを迎えた一戦で、久保が献身的なプレーで先制点をもたらした。

 前半17分、久保はバックパスを受けたエスパニョールGKアルバロ・フェルナンデスへ素早くプレスをかけると、フェルナンデスがもたつく隙をついてボールを奪取。こぼれたボールをノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートが押し込んで試合の均衡が破れた。

 9月15日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節オモニア・ニコシア戦(2-1)では技ありの股抜きパスでセルロートの決勝点をアシストしていた久保。これで2試合連続でのアシストとなった。先制点から2分後に一度は追いつかれたが、同29分にはMFブライス・メンデスのゴールで勝ち越し、そのまま2-1で逃げ切った。これでリーグ戦では3試合ぶりの勝利となった。

 スペイン紙「マルカ」は今季レアル・ソシエダが勝ち点を獲得した4試合(3勝1分)で決まった5ゴールのうち、4得点を久保、メンデス(2得点)、ウマル・サディクと今季加入の選手が決めていることに触れ、今夏の補強策を高評価。そのなかで久保については、苦戦を強いられた過去2シーズンで沸き上がってきた疑問を払拭するパフォーマンスだと称賛されている。

「久保はビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでのレンタル移籍のあとで疑問を抱えたままサンセバスチャンに到着したが、開幕節カディス戦での決勝ゴールや、オモニア戦と昨日のエスパニョール戦でセルロートへのアシストを決めるなど攻撃面でのクオリティーの高さを何度も示したことで疑いを完全に晴らし、今では素晴らしい新戦力だと見なされている」

 今夏に決意の完全移籍でレアル・ソシエダにやってきた久保。2トップの一角という新しい役割にもすぐに順応し、水を得た魚の活躍を見せている。

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