22歳の町野修斗が語る、“気になる”日本人ストライカー3人 「エリア内で止まらない」と注目した欧州組FWは?

湘南FW町野修斗【写真:🄫SHONAN BELLMARE】
湘南FW町野修斗【写真:🄫SHONAN BELLMARE】

【町野修斗×栗原勇蔵|特別対談】前田大然、小林悠、上田綺世の“存在感”に注目

 湘南ベルマーレのFW町野修斗は、プロ5年目でキャリアベストのシーズンを過ごしている。2019年に期限付き移籍で経験したJ3から、J2、J1と着実にステップアップし、今年7月のE-1選手権では日本代表に初選出された。“ポスト大迫勇也”の候補として期待される22歳のストライカーを、かつての同僚である元日本代表DF栗原勇蔵氏が直撃。国内外の“気になる日本人ストライカー”を訊いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史/全2回の2回目)

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――町野選手はどういうタイプのストライカーが気になりますか?

町野「ペナルティーエリア内で存在感がある選手は気になりますね。僕はペナルティーエリア内に入った時に止まってしまう癖というか、ボールを見てしまったり、待ってしまうので、動きを付けられる選手は参考にしています。たとえば、(セルティックの)前田大然選手はペナルティーエリア内であれだけ動けて、得点も取れるので凄いなと思います」

栗原「川崎フロンターレの小林悠とかもそうかな?」

町野「はい。小林選手も(6年連続で2桁ゴールと)J1で常に活躍しています。ペナルティーエリア内で仕事をできるFWなので目を引かれますね」

栗原「夏に移籍してしまったけど、(鹿島アントラーズにいたセルクル・ブルージュの)上田綺世とかは日本人選手の中では希少になってきた“本格派”だと思う」

町野「上田選手は日本人FWの中では気になる存在です。E-1選手権直前にベルギーへ移籍となりましたが、大会もあって自分は得点ランキングも意識していたので。やっぱり存在感があるし、ゴールに向かう姿勢を常に持っているのがいいなと思います」

栗原「修斗はブレ球のシュートも持っているから、ミドルレンジやロングレンジからも狙っていってほしい。走れるし、守備もできるし、ウィークポイントというか穴がなくて、監督としてはすごく使いやすい選手だと思う。どこでそれを覚えたんだろうなって(笑)。高校の先生の指導?」

町野「いや、高校時代は全然守備ができなくて(苦笑)。(ギラヴァンツ)北九州と湘南で守備の基礎を口酸っぱく言われて、できるようになりましたね」

栗原「今のFWは走って、守備もできないと、簡単には試合に出られないからね。自分で覚えて順応して、出せるのも修斗の強みだと思う」

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