「天才的なパス」 ソシエダ久保、相手守備陣釘付けの華麗な高速ダブルタッチに海外衝撃「アトレティコは救われた」

レアル・ソシエダでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】

1-1ドローのアトレティコ戦、後半26分から途中出場の久保が強烈インパクト

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間9月3日のラ・リーガ第4節アトレティコ・マドリード戦で1-1と引き分けた。日本代表MF久保建英は後半途中から出場したなか、海外メディアは「天才的なパス」「今年のベストアシストの1つになる可能性もあった」と絶賛している。

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 今季開幕節のカディス戦(1-0)でいきなり移籍後初ゴールをマークするなど好スタートを切った久保。FWとして起用され新天地で存在感を放っていたなか、この日はベンチスタートとなった。試合は開始5分、相手FWアルバロ・モラタに先制ゴールを奪われた一方、後半10分に加入したばかりの新戦力FWウマル・サディクの同点弾でソシエダが1-1と追い付く。

 1-1で迎えた後半26分、元スペイン代表MFダビド・シルバに代わって途中出場した久保。すると直後の同31分、相手ペナルティーアーク付近でボールを受けた日本人レフティーが魅せる。

 相手MFコケの素早い寄せを察知した久保は、左足でボールを引きつけつつ、すぐさま右足でキックするダブルタッチで前線にラストパスを送る。この美技で動きが止まった相手守備陣に対して、久保に共鳴したサディクが抜け出してゴールネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。

 試合は1-1ドローに終わったなか、ポルトガルメディア「Maisfutebol」は久保の創造性あふれるプレーに注目。「それは今年のベストアシストの1つになる可能性もあったが、アトレティコはオフサイドに救われた」と指摘しつつ、「久保建英が天才的なパスをサディクに通すも、ストライカーはわずかに早かった」とアシスト未遂の場面を映像付きでピックアップしている。

 決勝ゴールのアシストとはならなかった久保だが、途中出場で強烈なインパクトを放っており、攻撃性能の高さを改めて見せつけていた。

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