ミラン本田に迫る「右ウイング2番手」からの降格危機 指揮官の愛弟子加入で立場が悪化か

モンテッラ監督の信頼厚い万能MFフェルナンデス

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、1日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦のUAE戦(1-2)で先制ゴールをマークするなど、痛恨の敗戦を喫したチームのなかでも改めて存在感を発揮していた。だが所属のミランでは、移籍市場最終日にヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督の愛弟子であるチリ代表MFマティアス・フェルナンデスが加入したことで、右ウイング2番手のポジションも失う危険性が高まっている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランは8月31日に、フィオレンティーナから期限付き移籍でチリ人MFを獲得した。チリの名門コロコロでプレーしていた2006年には南米最優秀選手に選出され、ビジャレアルやスポルティングでも活躍したフェルナンデスは、資金難から失敗補強を繰り返し、サポーターとメディアから大バッシングを受けているミランの今季補強のなかでは「当たり」と評価されている。

「モンテッラ監督はベースとなる選手を見つけた。このチリ人は技術的に評価が高い。なぜならジョーカーの役目を果たせる」

 記事では技術面の高さと多様性を高く評価されている。そしてウイングと中盤を兼務できる戦術性の高さは、本田のミランにおける序列をさらに下げる存在になり得るという。

 

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