本田活躍の陰にF・トーレスあり!? インザーギ監督「彼の巧みな動きで本田は多くのゴールを決めることができている」

F・トーレスはいまだ1得点も指揮官は「これから決めてくれる」と信頼

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が今季6得点2アシストと活躍する日本代表FW本田圭佑の活躍の影に、FWフェルナンド・トーレスの働きがあると評価した。
 2日のホーム、パレルモ戦を控えた記者会見でインザーギ監督は報道陣から「本田を高く評価しているが、トーレスはどうだ?」と質問された。
 今季チェルシーから2年間のレンタル移籍で加入後、いまだ1得点のトーレスに対する批判の声も上がりつつある。右足首捻挫の影響でパフォーマンスが上がっていない事実を地元メディアも報じていた。
 しかしインザーギ監督はトーレスに対する懐疑的な見方を一蹴した。
「トーレスは多くのゴールを決めてきている。これからミランでも決めてくれるだろう。彼の巧みな動きで本田は多くのゴールを決めることができている。いいプレーをしている。ここ最近は調子が落ちたが、そのうちリーグでゴールを決めると思う」
 自分自身ゴールを決められていないトーレスだが、絶妙な動き出しやポストプレーにはミランの攻撃のスイッチを入れる効果がある。本田のゴールラッシュの陰でトーレスの動きが好影響を及ぼしていたとインザーギ監督は見ていた。
 故障の影響でパレルモ戦は温存という現地報道もあったが、指揮官は4-2-3-1システムでトーレスを1トップに配置し、その後ろにアタッカー陣を並べる可能性も示唆。一方で、「エルシャラウィ、本田、メネズ、トーレス。ナポリは3年間、同じ攻撃の選手でプレーしているが、それでも苦しんでいる。彼らを同時に起用することは、そんなにシンプルなことではない。このような攻撃的な布陣(4-2-3-1)はコンディションをみて決める」と語っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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