神戸社長、監督らトップチーム体制変更の理由を説明 「奇跡に近いかもしれないが、J1残留を掴み取るために」

神戸が新体制へ【写真:Getty Images】
神戸が新体制へ【写真:Getty Images】

千布勇気社長が監督交代の理由を説明

 ヴィッセル神戸は6月29日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督と6月28日付で契約解除をし、後任には吉田孝行氏が就任することを発表。同日夕方には、トップチームの体制変更にともなうオンライン会見を実施した。

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 ロティーナ監督は今季途中の4月10日のセレッソ大阪戦から指揮。J1リーグでは2勝1分6敗、天皇杯で2勝、AFCチャンピオンズリーグでは2勝2分の成績だった。

 神戸は現在、2勝5分11敗でリーグ最下位に沈む。J2降格の危機を受け、今回の決断に至ったと千布勇気社長は明かしている。

「ヴィッセル神戸は非常に苦しい状況にあります。この苦境を乗り越えるために、ロティーナ氏が築いてくれた守備の資産を継続しつつ、よりアグレッシブなサッカーを展開して、J1残留を是が非でも掴むためにこのような決断をしました」

 吉田氏は2017年、19年にも神戸の監督を歴任。V・ファーレン長崎を経て、今季から神戸の強化部スタッフとなっていたが、シーズン終了まで監督を務めてもらう意向だと千布社長は語った。

「吉田氏は今シーズンより神戸に戻り、現在のチーム状況、選手の特徴もよく知る人物。この窮地を救うために力を貸していただくことになった。今の状況を考えると奇跡に近いかもしれないが、吉田氏とともにJ1残留を掴み取るために一致団結して戦いたい」

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを中心に、強力なタレントを擁するだけに、新指揮官の采配に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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