森保J、4連戦で見えた“新発掘”5選 アピール成功で一気にスタメン候補、W杯へサプライズ選出の可能性…エリア別序列を分析

攻撃陣では鎌田と三笘の2人が存在感を発揮 スタメンに割って入れるか

<中盤>
■鎌田大地(フランクフルト)

 インサイドハーフとして3試合に出場。3月の最終予選では落選を経験したが、クラブではUEFAヨーロッパリーグ(EL)で優勝に貢献し、一皮むけて今回の6月シリーズに合流した。以前から適性ポジションの1つに自らインサイドハーフを挙げていたとおり、パラグアイ戦で積極的にゴール前へ顔を出すなど守田英正や田中碧とは違う“独自カラー”を披露。現状、アンカーで絶対的な存在の遠藤航との関係性を踏まえると、守田や田中がスタメン候補争いをリードする形となるが、来季また欧州で磨きをかければ森保ジャパンの心強いオプションになり得る。決定力も魅力で、大舞台になれば輝くイメージもある。悔しい落選から一転、W杯に近づいたか。

<中盤序列>
◎遠藤 航
◎守田英正
◎田中 碧
△原口元気
△鎌田大地
△柴崎 岳

<攻撃陣>
■三笘 薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)

 ボールを持った時の期待感、打開力、「日本代表に三笘あり」を見せつけたと言えるだろう。4試合で2ゴール、圧倒的なパフォーマンスだった。ブラジル戦、チュニジア戦ではどうしてもゴールがほしい状況で頼みの切り札として投入された。三笘自身が「自分が途中で出た時は仕掛けたい気持ちが強い。周りを使いながら人数をかけるのか、判断は自分の課題」と話したとおり、リードされた展開などでの決定力は今後の改善点ながら、それでもチームが三笘に頼らざるを得ない状況を自身の結果と存在感で作り出したとも言えるだろう。これまで左ウイングの主力は南野拓実で、確かに森保監督の信頼は揺るがない印象が強いものの、4試合を通してスタメンの座を脅かす出来だった。

<攻撃陣序列>
◎伊東純也
◎南野拓実
○三笘 薫
○浅野拓磨
△堂安 律
△久保建英
△古橋亨梧
△前田大然
△上田綺世
△大迫勇也

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング