カンボジア日系クラブが金の卵”発掘へJ2徳島らとタッグ 「人生を変えるきっかけに」

アンコールタイガーFCが大塚製薬、J2徳島ヴォルティスと共同で“カンボジアユース年代の原石”発掘へ【写真:(C)アンコールタイガーFC】
アンコールタイガーFCが大塚製薬、J2徳島ヴォルティスと共同で“カンボジアユース年代の原石”発掘へ【写真:(C)アンコールタイガーFC】

カンボジア全土の14~15歳を対象にトライアウト実施、合格者が徳島U-15のトレーニング参加へ

 カンボジアプレミアリーグに所属する日系プロサッカークラブのアンコールタイガーFC(代表:加藤明拓)が、大塚製薬、J2徳島ヴォルティスと共同で“カンボジアユース年代の原石”の発掘に乗り出す。
 
今月から、大塚製薬、ポカリスエットをカンボジアで展開するOtsuka Nutraceutical(タイ) 、J2徳島と共同で、カンボジア青少年の夢の実現をサポートする「POCARI SWEAT Japan Youth Dream Challenge」をスタートさせる。トライアウトの合格者を日本での“武者修行”に送り出すプロジェクトで、同国のサッカークラブとしては初の取り組みだ。

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カンボジア全国の14~15歳の青少年を対象に、シェムリアップ、プノンペン、バッタンバンと3都市でトライアウトを実施。最終選考通過の2選手が、徳島U-15で約2週間のトレーニングキャンプに参加する権利を獲得できる。1次テストは、今月26日にバッタンバン、7月3日にシェムリアップ、7月10日にプノンペンでそれぞれ開催予定。最終選考は7月中にシェムリアップで行われ、合格者の日本への渡航時期は10~11月頃を想定しているという。

 アンコールタイガーFCは、現地の知見を生かしたプロモーション全般を担い、チームスタッフや選手がセレクションをサポートする予定。一方、大塚製薬とOtsuka Nutraceuticalは、参加選手の健康面や日本でのビジネス体験といったプロジェクト全体をサポートする役割、徳島はサッカーや異文化交流といった日本での活動をサポートする役割をそれぞれ担う。

 カンボジアはサッカー人気が高く、親日国家としても知られる。このプロジェクトでは、そんなカンボジアの青少年に平等なグローバルチャレンジの機会を創出し、選出された選手やその周囲の人たちに夢や希望、一歩を踏み出す勇気を提供することを目的にしているという。アンコールタイガーFCの篠田悠輔GMは「このプロジェクトにおけるカンボジアの青少年に対するインパクトや意義は非常に大きいと思っています。ポテンシャルがありながらチャンスのない子供たちはまだまだたくさんいるので、こういったチャンスが彼らの人生を大きく変えるきっかけになると信じています。プロモーションを開始して1週間で1000人を超える応募があり、すでに現地の青少年たちのとてもポジティブな反応を感じています」と語っている。

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