ブラジル戦の舞台裏にJFAが密着、普段は見られないハーフタイムのロッカー室に注目

　森保一監督率いる日本代表は6月6日に国立競技場で行われたキリンチャレンジカップでブラジル代表と対戦し0-1で敗れた。日本サッカー協会（JFA）の公式YouTubeチャンネルでは「ブラジル戦の舞台裏」と題した密着映像をアップしたなか、ハーフタイムに指揮官が「勇気持って戦えてるよ！」「もう1回走るよ！戦うよ！」と選手たちを鼓舞する様子などが収録されている。

　日本は負傷の影響でDF冨安健洋（アーセナル）が欠場したなか、ブラジルはFWネイマール（パリ・サンジェルマン／PSG）、FWヴィニシウス・ジュニオール（レアル・マドリード）、MFカゼミーロ（レアル）、DFマルキーニョス（PSG）やDFエデル・ミリトン（レアル）ら主力クラスが先発。序盤からポスト直撃のピンチを作られるも、DF吉田麻也（サンプドリア）、DF板倉滉（シャルケ）、GK権田修一（清水エスパルス）らを中心に粘り強い対応を見せ、前半を0-0で折り返した。

　JFAの密着映像ではハーフタイムの様子も紹介。選手たちがロッカー室に戻ったなか、森保監督が「勇気持って戦えてるよ！戦えてるよ！」と声を掛け、「ロストすることもあるけど切り替えて！　もう1回走るよ！　戦うよ！」と大声で鼓舞し、最後は「粘り強く守備でゼロで抑えつつ、チャンスをモノにしよう！」と送り出す。またロッカー室で円陣を組み、キャプテンの吉田が「ここからな！　足が重くなってもいくぞ！」と発し、チームが一丸となって後半を迎えた。

　試合は後半32分のPKをネイマールに決められて0-1と敗れたものの、ブラジルの攻撃に対して日本の選手たちは身体を張り続け、シュート18本（枠内12本）を浴びながらも1失点に抑える戦いぶりを見せている。

　普段は見られないハーフタイムのロッカー室の様子に注目が集まり、「本番ぽくてよかった」「これからも密着に期待してます」「真剣に一つのことに向き合ってる人達って本当にかっこいい」などのコメントが寄せられていた。