「多才」「前線ならどこでもプレー」 南野拓実、リーズのブラジル代表と”トレード移籍”? 地元メディア高評価

リバプールMF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールMF南野拓実【写真:Getty Images】

移籍が噂されている南野とラフィーニャがトレードの可能性が浮上か

 リバプールの日本代表FW南野拓実とリーズ・ユナイテッドのブラジル代表FWラフィーニャ。6月6日に行われたキリンチャレンジカップの日本対ブラジルで同じピッチに立った2人が絡むトレード移籍の可能性が浮上している。リーズの地元メディア「リーズ・ライブ」はこの取引についての見解を示している。

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 25歳のラフィーニャはリーズで背番号10を背負う攻撃のキーマン。今季のプレミアリーグでは35試合で11得点3アシストをマークする活躍でビッグクラブから注目の存在となっている。本人はバルセロナ移籍を望んでいると報じられている一方で、今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で惜しくも準優勝に終わったリバプールもラフィーニャ獲得を狙っている。

 リーズはラフィーニャの放出に最低でも6000万ポンド(約99億円)を要求するといわれているなか、リバプールは南野+金銭のトレードをオファーしているという。南野は今夏にリバプールから移籍するのではと噂が過熱しているなかで、ラフィーニャ獲得のための取引に含められる可能性が選択肢として浮上しているようだ。

「リーズ・ライブ」によれば、財政状況が苦しいリーズは要求額の満額支払いを希望しており、トレード案には興味を示さないとも言われている。ただし、リーズは以前から南野獲得に興味を持っているクラブということもあり、地元メディアも南野個人への評価は高い。次のように伝えられている。

「南野はレッドブル・ザルツブルクから移籍して以来、大半は控えの選手として過ごしているが、その素晴らしいゴール記録は彼が素晴らしい補強選手になることを示唆している。昨シーズンの先発出場はわずか9試合だったにもかかわらず10得点を決めている。ザルツブルク時代には(現リーズ監督の)ジェシー・マーシュの下で働いた経験があり、彼の4-2-2-2システムにそのまま入ることができるだろう。南野は多才で、中央でもワイドでも、前線ならどこでもプレーできる」

 ポジションを問わず力を発揮できる南野がマーシュ監督にとって重要な戦力になりうるとの評価がある一方で、ラフィーニャとはタイプが違うことで生じる懸念もあるという。

「リーズが注意しなければならないのは、南野がラフィーニャのようなドリブルは持ち合わせていないことだ。ラフィーニャが抜ければ、相手DFへの仕掛けとパスの部分で大きな創造性を失うことになるだろう。しかし、南野に加えて、ラフィーニャのようなタイプのウイングをもう1人加えることができれば、それがリーズにとって最良の選択と言えるだろう」

 南野の評価は高いものの、今のリーズの中で異彩を放つラフィーニャの純粋な代役とは考えられていないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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