キリンチャレンジカップでブラジル代表対戦、ネイマールのPK弾で0-1敗戦

　日本代表は6月6日、キリンチャレンジカップでブラジル代表と国際親善試合を行い、0-1の敗戦となった。キャプテンのDF吉田麻也は「上手くいったところもはがされたところもあり、課題と収穫が両方あった」と振り返った。

　日本は、立ち上がりからブラジルのハイプレスを受けて苦しむと、前半2分にはMFルーカス・パケタにゴールポスト直撃のシュートを許し、いきなりピンチを迎えた。それでも、時間の経過とともに、粘りの守備で対抗。前半をスコアレスで折り返した。

　後半も前半同様ブラジルにゴール前へ攻め込まれる場面は多くなったが、同13分に右サイドを突破したDF長友佑都のクロスからあわやというシーンも作り出す。その後も、FW伊東純也がボレーで狙うなど、数少ないながらも流れの中でのチャンスも作った。

　しかし後半30分、ブラジルがゴール前に攻め込んだ局面でシュートを打とうとしたFWリシャルリソンにMF遠藤航が寄せたプレーがPKの判定に。これをFWネイマールに決められ、この1失点により敗戦となった。

　試合後のフラッシュ会見で、吉田は「今日のテーマとして立ち上がりに失点しない、0-0の時間を長くすることがあったのでそれは良かった」と、評価。それでも「上手くいったところもはがされたところもあり、課題と収穫が両方あった」と、振り返った。

強豪ブラジル相手に善戦したとも捉えられるが、「相手のクオリティーも南米予選のようなシリアスな試合とは違うと思う。これをベースにしなければいけないけど、本戦ではさらに違うということも頭に入れないといけない」と、カタール・ワールドカップ本戦を見据えて、気を引き締めた。