メッシがアルゼンチン代表引退宣言を撤回! 「母国に喜びをもたらしたい」

衝撃の発表からわずか1カ月半で翻意

 バルセロナFWリオネル・メッシがアルゼンチン代表引退宣言を撤回した。アルゼンチンサッカー協会(AFA)が発表したもので、世界最高の名手は「アルゼンチンに喜びをもたらしたい」と声明を発表している。

 メッシは6月のコパ・アメリカ・センテナリオで自身A代表初のメジャータイトル獲得を目指したが、決勝のチリ戦でPK戦の末に敗退。メッシ自身もPKを失敗する悪夢のような結末となった。2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)、15年南米選手権チリ大会に続くメジャートーナメント3大会連続の決勝戦敗退という悲劇的な結末と、腐敗が深刻化するAFAへの不満もあって、チリ戦直後には代表引退を宣言した。無冠のメッシに対する批判を口にしていたアルゼンチン国民が手のひらを返して、「メッシやめないで」の声に包まれる事態となった。

 これを受けてアルゼンチンの新監督に就任したエドガルド・バウザ氏はバルセロナに渡り、メッシと話し合いの場を持った。代表引退を宣言した背番号10は9月に行われるロシアW杯南米予選のウルグアイ戦とベネズエラ戦への招集に応じた。

 メッシはAFAを通じて声明を発表。「僕は母国とアルビセレステ(アルゼンチン代表の愛称)を愛している、今まさに、アルゼンチンのフットボール界にはとても多くの問題がある。それが僕に決意を固めるに至らしめた」と代表引退を口にした理由を説明した。しかし、現在は心境の変化が訪れた。

 

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