レアル欧州CL制覇、ペレス会長が歓喜の声 ムバッペに“屈辱扱い”も「このチームにはいない」

CL優勝を喜ぶペレス会長(写真右)【写真:ロイター】
CL優勝を喜ぶペレス会長(写真右)【写真:ロイター】

通算14度目の優勝に歓喜 ムバッペ獲得失敗に言及も“切り替え”強調

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦が5月28日(現地時間)に行われ、スペイン1部レアル・マドリードがイングランド1部リバプールを破り、4シーズンぶり通算14度目の優勝を成し遂げた。スペイン紙「マルカ」は、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長の喜びのコメントを報じている。

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 レアルは4年前のリベンジに燃えるリバプールを相手に、押し込まれる展開となる。それでも、ベルギー代表GKティボー・クルトワの好守でピンチを凌ぎ、スコアレスのまま試合を進めていった。

 迎えた後半14分には、リバプールの一瞬の隙を突き、ウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデのラストパスをブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがゴールし、レアルが先制点を挙げる。その後もリバプールの攻撃を抑え込んで、1-0の勝利を収めた。

 世界中のスター選手が集い、攻撃的なサッカーを見せてきたレアル。世界中のトッププレーヤーが、このクラブへの加入を目指してきた。しかし、今シーズン限りでフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)との契約が満了を迎えるフランス代表FWキリアン・ムバッペは、かねてからレアルへの憧れを口にしながら、最終的には現所属クラブであるPSGと3年契約を結んだ。

 伝統あるレアルにとって、袖にされる屈辱的な扱いだったが、ペレス会長にも思うところはあるようだ。優勝を決めた後、「落ち着いているし、嬉しいよ。私たちは今シーズンを通じて、このような状況を目指して取り組んできた。とても嬉しいよ」とコメントした。

 そして、CL優勝を悲願としているムバッペについて問われると、「レアルは、常に最高の選手を獲得する努力を続ける。だが、ムバッペのことはすでに忘れ去られた。何も起きていない。レアルは完璧なシーズンを過ごし、すでに忘れ去られた事項だ。今日、このチームにムバッペはいない」と、すでにムバッペ獲得失敗から切り替えていることを強調した。

 勝負強さを見せて、CL最多優勝記録を更新したレアル。来シーズン、ペレス会長はチームをどのようなチームに仕上げていくのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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